高反発マットレスのコスパは寿命で決まる!
人生の3分の1は睡眠と言われていて、睡眠時間を快適にすることは日中のパフォーマンスを向上させるためにも重要です。
寝やすい環境だけじゃなく、むしろ寝起きの快適さは重要です!
腰に負担がかからない正しい寝姿勢のキープ、寝返りの打ちやすさ、そして体圧分散性を兼ね備えた高反発マットレスは腰痛をはじめ深い眠りによる疲れをとる意味で体のメンテナンスには欠かせません。
もちろん、高反発マットレスであればどんなものでもあなたの腰痛に合っていると言わけじゃなくて、あなたの好みや体重に応じて選ぶことが重要です。
一度購入したら数年から10年くらいは使いたいものなので、しっかりとした耐久性、寿命が長い高反発マットレスの方がいいですよね。
購入価格だけじゃなくてコスパが重要!
購入価格が安くても寿命が短いとコスパは悪くなるし、少々高くても寿命が長ければコスパは良くなります。
例えば
価格1万円で寿命が1年の高反発マットレスはの1日のコスパは27円
価格4万円で寿命が10年の高反発マットレスはの1日のコスパは11円
安いのに越したことはありませんが、高反発マットレスは価格と寿命のバランスが大切です!
低反発マットレスより高反発マットレスの方が寿命が長いと言いますが…
体の跡が残るほど大きく変形する低反発マットレスと比べれば、高反発マットレスは寿命が長いのは事実です。
とはいっても、中には安くて寿命が短い高反発マットレスもあって、ヘタリやすいケースことも多いので注意して下さいね。
シングルサイズで10,000円前後の激安の高反発マットレスもありますが、基本的に安い高反発マットレスは寿命が低く、マットレスが変形しやすい、反発力がなくなってへたりやすいのが多いです。
寿命に応じたシングルサイズの高反発マットレスの適正価格をまとめたので参考になれば幸いです。
寿命 | 価格 |
---|---|
〜1年 | 〜10,000円 |
3〜5年 | 10,000〜30,000円 |
5年〜 | 30,000〜50,000 |
寿命が短いくボッタクリ価格で販売しているケースもあるのでこれから見極め方をお伝えします。
寿命が長い高反発マットレスを確認する2つの方法
高反発マットレスの寿命はマットレスの品質と使い方に左右されます。
使い方については、マットレスのローテーションや陰干しなどのお手入れをするかしないか、万年床のように雑に扱っていると本来10年使えるマットレスでも3年で使えなくなるということがあるので注意して下さい。
お手入れや使い方についてはマットレスの品質や価格に関係ないので今回は省略します。
ここではマットレスの価格に直結する品質の見極め方についてお伝えしますね。
高反発マットレスの品質を確認する方法は以下の2つなので、購入する前にはそれぞれチェックしてください。
マットレスの密度が高ければ高いほど型崩れしにくく、理想の反発力を維持できます。
5年以上の寿命を期待する場合、目安は30D以上がおススメです。
マットレスの変形の度合い、例えば元々10cmあったものが8cmになってしまうなどの目安です。
復元力テストで行われていて、目安は95%としてください。
マットレスの密度
密度は高反発マットレスに限らず、ソファなどのクッションの寿命の長さを示すのにも使われます。
密度の単位はD(Density)で表記され、単位体積あたりの質量を指します。
また、単位体積の密度は国際単位系 (SI)に従って キログラム毎立方メートル(kg/m3)で表記されます。
密度30Dというのは30kg/m3 の密度と言う事で結構詰まっているといっていいでしょう。
逆に、密度が10Dとかだとスカスカのマットレスで、最初に心地よい反発力を感じていてもちょっとすれば反発力がなくなってしまうってこともあるので注意して下さい。
高密度で柔らかみのあるマットレスが良いマットレス
柔らかみがあるマットレスの場合は、より多くの素材を使っていることになるので重さも密度も必然的に高くなります。
楽天やAmazonで販売されている安くて高密度を謳う高反発マットレスは、寿命は長いかもしれませんがカチカチで寝心地が悪いものが殆どです。
一方、同じ反発力を持ったマットレスでもモットンやマニフレックスなどの柔らかみのある場合は、より多くの素材を使っているので密度も高く、寝心地もいいですよ。
気になる高反発マットレスを見つけたら、販売サイトに密度の表記があるかどうかチェックしてくださいね。
ない場合はググって検索するか、問い合わせしたりするといいですよ。
マットレスの密度はボーケン、化研、JISなど公益法人の証明があると信頼性が上がります。
ただ、密度の計算は割と簡単にできるのでご自分である程度の目安で計算してもいいかもしれませんね。
マットレスの密度をざっくり自分で計算する方法
マットレスの密度を計算する場合、以下の計算式に当てはめてください。
マットレスの重さ÷(幅×縦×厚さ)
モットンの密度と寿命
モットンの密度はボーケンで証明されてますが、計算ししたところ
7.5÷(0.97×1.95×0.1)=40D
という結果で、ボーケンの証明よりも高密度でしたが、多分モットンカバーが1.5kgくらいあるので、
6÷(0.97×1.95×0.1)=31D
殆どボーケンの検査結果とあってますね。
これだったら10年近く使えるはずです。
マニフレックスの密度と寿命
マニフレックス246の場合カバーを1.5kgとして計算したところ
10.5÷(1*1.95*0.16)=34D
こちらもかなりの高密度で、マニフレックス246も10年近く寿命がありそうです。
エアウィーヴの密度と寿命
エアウィーヴなどのポリエチレン樹脂を素材にしたマットレスの場合は密度はなしで考えてください。
通気性はかなり高いんですが、やっぱり寿命は数年単位で見た方がよさそうです。
耐久試験の結果をチェック
高反発マットレスの公式サイトを見ると、多くの場合が復元率のテストをした結果を掲載してます。
良く見るのが8万回の圧縮テストでの復元率ですが、見たことありませんか?
これはマットレスの反発力がなくなるというよりも、長い間使った場合にマットレスが自然変形するかどうかのテストです。
復元率のスコアが低いマットレスの場合は、毎日使っているとマットレスの歪みが生じたり、薄くなっていくことがあります。
低反発マットレスは密度が高いわりに復元率が低いで寿命が短いんです。
復元力テストで行われていて、目安は95%以上がおススメです。
この場合は5〜10年はマットレスの変形がほとんどないといえますよ。